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いつの間にやらお盆に突入。
あたしはお盆休みとか関係ないのだけれど、みんなどこかに出かけたりするのかな〜。
今日は幼い頃のお盆のことを、何とは無しに思い出していた。
幼い頃、真夏のお盆休みといえば 毎年家族7人でキャンピングカーで旅に出ていた。
出発は道が空いている夜中か早朝で、父がいま行くぞ!といったらそのときにみんなで素早くキャンピングカーに乗り込み走り出す。
キャンピングカーには寝袋とクーラーボックスが積み込まれていて、そのなかには冷えたトマトとキュウリが入っていた。いつの旅だったか、どこか霧がかった波止場でその野菜達に塩をかけて丸かじりしたことを憶えている。薄暗くもやもやとした霧のなか、肌寒いと思いながらかじった。あれは夢だろうか?というくらい、ぼんやりとした映像しか思い出せないけれど。
ある年は、どこか森のような木々がいっぱいの場所で、キャンピングカーのハンモックから見上げた夜空が印象的だった。
運転席と助手席をまたぐように設置したハンモックにごろんと横になり、小学生のあたしのからだよりも大きなフロントガラスごしに見上げた夜空は、ものすごい昴(すばる)だらけで、あんなにもたくさんの星があるなんて、本当に衝撃だった。
飲み込まれてしまいそうな星空が少し怖くて、どきどきとして胸がつまりそうだった。
もうひとつ印象に残っているのは、旅の途中、キャンピングカーを走らせている早朝のこと。
眠っていたのかいなかったのかよく憶えていないけれど、とても眠たくて完全に目を閉じていたら、運転席の父がさとみを起こせ!と言っているのが聞こえた。あたしの瞼は張り付いたように開かなかったため、姉に声をかけられてもそのまま寝ているふりをした。
助手席の母は、かわいそうだから寝かせてあげて、と言っていたけれど、父が自分で大きな声であたしを呼んだ。さとみ!起きろ!と。父は豪快で迫力満点の人で、声も大きい。怖いので目を開けたあたしに、父は朝焼けをみろと言った。
カーテンをひき、走るキャンピングカーの窓から見た地平線と朝焼けは、確かにとてもとても美しかった。
あの時は眠いのにという気持ちがとても強かったのだけれど、今となってはよい思い出。
自然の美しさは圧倒的で、常々それを意識せざるを得ないのは、父が自然を敬う想いのとても強い人だからだと思う。
。 。 。
もう25年くらい前のお話。。
あの頃のトマトやキュウリの味は、いまと違うのかな。多分、きっとね、違うんだろな。
味の記憶は曖昧だなあ。そのときの想いや映像なんかは思い出せても、味は思い出せない。
でも、あたしのつくるごはんの味ではなく、ごはんを食べて過ごした時間とか想いとか、そういうものが誰かの心に残る事があるならば、それはなんてしあわせだろう。
こころに残るごはんの時間を、紡いでいけたらいいなあ。
写真は少し前になるけれど、我が家の教室に来てくれたけいちゃんからのお土産。
無農薬のトマト、玉葱、紫玉葱。どの子もみんなぴかぴかしていてとっても元気だった。
生が一番おすすめ、と言っていたので、トマトは塩で丸かじりした。
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柚木 さとみ(ゆぎ さとみ)
東京うまれ。5人姉妹の5女。
食べること、呑むこと、おもてなしが好き。だれかと一緒のごはんは嬉しいししあわせだし美味しい。このブログでは、日々のごはんや宴のレシピ、心に響いた出来事や想いなど、その時々で綴っています。
「からだがよろこぶ!菌活レシピ」幻冬舎ルネッサンスより2013年8月7日出版いたしました。
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