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一月七日の今日は「人日(じんじつ)の節句」。
七草粥を頂くことの由来については色々とあるようだけれど、いずれにせよこの一年の無病息災を願い、今朝は七草粥を頂きました。
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幼い頃、母に教わった春の七草。
「せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ 春の七草」
遊びのように、秋の七草も春同様、覚えやすくリズムよく教えてくれたので、
こうしたものは例え一年にたった一度しか思い出さないとしても、するすると自分の奥の方にある小さな引き出しから難なく引っ張りだすことができる。
他にも母は、自分の好きな歌や詩、ちょっとした風習などをさり気なく教えてくれた。
その中でも特に印象にあるのは、英語の歌詞にカタカナのフリガナをして教えてくれた「エーデルワイス」。
きちんとした楽譜などがあったわけではなく、既に役目を終えたカレンダーの裏に太いマジックで母が書いた歌詞が壁に貼られていた。
日頃家族7人揃って食事をすることなど滅多にない我が家だったけれど、ごくたまに、何かお祝いのときなどには母と姉妹五人で揃って歌ったりする程、この歌はみんなが歌える柚木家の特別な一曲だと思う。(歌詞の訳はいまだ知らず。。^c^)
他にも清少納言の「枕草子」第一段「春は曙」や、かるたで覚えた松尾芭蕉の俳句などもあり、このあたりはいまでもどうやら口にすることが出来る。
多分あたしは、すごくすごく甘えんぼだったので、単に母に褒められたくてせっせと暗記していたんだろな。教え方も無理にではなく優しかったし。ワハ。
ただ、母が特にすきだと言っていた島崎藤村の「小諸なる古城のほとり」だけはどうしても覚えきれず、結局途中でやめてしまった。
今更ながらもう一度覚えてみようかしら。いや、、やらないだろな。。笑
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なんだか七草粥から思いがけず話がそれてしまいましたが。。
そんなこんなを思い出しながら七草粥をつくり、そして頂きました。
一体ひとはなにを憶えていて、なにを忘れてしまっているのかな。
ただ、過ぎた事ぜんぶで自分の多くがつくられているのは間違いないよな。
全て自分に溶けてしまい、なんにも憶えていないとしても。
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柚木 さとみ(ゆぎ さとみ)
東京うまれ。5人姉妹の5女。
食べること、呑むこと、おもてなしが好き。だれかと一緒のごはんは嬉しいししあわせだし美味しい。このブログでは、日々のごはんや宴のレシピ、心に響いた出来事や想いなど、その時々で綴っています。
「からだがよろこぶ!菌活レシピ」幻冬舎ルネッサンスより2013年8月7日出版いたしました。
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